不安神経症とはどんな病気か?克服事例に見る患者の家族の接し方と治療法
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不安神経症を起こしやすいタイプ/起こしやすいとき/経過
【不安神経症を起こしやすいタイプ】
不安神経症者の性格にはいくつかの特徴があります。
基本的な性格は、すなおで単純、親切でお人好しなのですが、
明るく活発で活動的、負けず嫌いで自尊心が強く、親分肌を見せたがるような外見的な強さ(強がり)を示す一方、
神経質で些細なことを気にして動揺しやすく、過度にきちょうめんであったり、他人を傷つけまいと気遣ったり、依存的な面があるなど、
内面的な弱さをもちあわせている人が多いのです・
このような性格の二面性は、神経症の発症機制の根源である葛藤を生じさせる素地になりやすいと考えられます。
また男性では、依存傾向を意識的に否定し、自主的、独立的傾向が強く、女性では情緒が不安定で動揺しやすく、こわがりであるとか、甘えん坊で淋しがりであるなど、男女の差についても指摘されています。
【不安神経症を起こしやすいとき】
発症の契機となった状況からみると、最も多いのは病気やけがなど身体的問題を抱えた場合です。
とくにそのために投薬や注射とか手術など医療的措置を受けた後の発症が目立ちます。
これらは生命の安全性を直接に脅かすようなストレスとなるのでしょう。
つぎに多いのは自分がたいせつにし頼りにしていた人を失ったり、失うのではないかという不安状況です。
たとえば親の病気や死亡、夫の単身赴任による別居、夫の浮気、一人息子が大学に進学するため都会に出るなどの場合です。
これらは女性に多い発症契機ですこのほか、男性に特徴的な発症契機として、自立を迫られたり、責任を背負わされる状況での挫折や不安があります。
(事例1)のような場合もそうですし、会社内での昇進、結婚、子供が誕生して父親となる不安などがこれにあたります。
【不安神経症の経過】
不安神経症は比較的治りやすい病型といわれています。
それは、もともとの人格が比較的健康であって生活上の現実的な葛藤を起こすストレスから生じたものが多く、まわりの人からも理解されやすく援助が得られやすいうえに、抗不安薬をはじめとした向精神薬が不安の軽減にきわめて有用だからです。
不安に圧倒され完全に余裕を失ってしまっている患者さんでも、薬物によって当面の苦痛である不安が軽くなると、元来内省的であるだけに自己の問題の整理や処理がしやすくなり、治療者との精神療法的作業が容易になるのです。
だいたい50%の症例は予後良好であり、大部分の患者は日常的な家庭生活・社会生活が可能です。
しかし慢性化、難治化する症例も10~25%あるとされています。
このような場合こそ家族が気長に支えてあげる必要があるのです。
しかし長期間に及ぶと、家族もくたくたに疲れてしまうことがあります。
疲れは神経をいらだたせ、患者さんを厄介者扱いしたり、家族成員のだれかに責任の所在を求めたりします。
そうなると家族内の緊張が高まり、統制が崩れて個々の家族成員がばらばらとなって問題解決が困難になる場合があります。
したがって自分一人で患者さんを丸抱えしようとしたり、家族の無理解を非難するのではなく、家族全体で問題解決に努めるよう家族のまとまりを強固にし、コミュニケーションを活発にすることが肝心です。
さらに親族や近隣のコミュニティ、友人や相談役、精神科専門医などの援助システムを利用するのが賢明といえます。
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不安神経症患者への接し方/不安神経症の治療法
※「不安神経症患者の家族のために」より
目次(不安神経症患者の家族のために)
不安は生きてる証/不安を心に閉じ込めること
不安神経症を克服した例(事例1)
不安神経症を克服した例(事例2)
不安神経症を克服した例(事例3)
不安神経症とはどんな病気か/神経症とは
不安神経症とはどんな病気か/不安神経症とは
不安神経症を起こしやすいタイプ/起こしやすいとき/経過
不安神経症患者への接し方/不安神経症の治療法
不安神経症患者への接し方/家族はこう接する
<コラム>
不安神経症の症状と対応
改めて不安神経症について
不安神経症患者への接し方
<うつ・不安・不眠用サプリメント>
メンタルサプリ ヌーススピリッツ&ヌースマインド
<その他>
恐怖症・不安症・パニック障害・強迫神経症・適応障害・心身症など、心身の不調を改善!メンタルサプリプログラム
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