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不安神経症とはどんな病気か?克服事例に見る患者の家族の接し方と治療法!不安をいだくみなさん、これは病的なのではないかと、余計に不安いだくみなさん(私を含めて)は、不安神経症の症状、不安神経症治療、不安神経症克服、不安神経症薬、不安神経症チェック、不安神経症漢方、不安神経症完治、不安神経症原因、不安神経症診断など、様々な形で、その診断法や原因、対処法をさがします。人間である以上、そして人間社会に生きている以上、心の不安はその大小にかかわらず、人それぞれがいだくものです。それを病的なレベルまで高めるのか、そうしないのかはあなたの受け止め方・考え方次第だと思います。当ブログでは、「不安神経症患者の家族のために」川崎医科大学附属川崎病院精神科山本博一著より、そのメカニズムと対処法を紹介しています。
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不安神経症とはどんな病気か?克服事例に見る患者の家族の接し方と治療法

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不安神経症を克服した例(事例1)

(事例1)Aさん・21歳男性家業(建設業) 自動車運転中に発作を起こす

Aさんの家族は両親と5歳年上の兄、それに兄の妻とその娘の計6人家族・父親は建設業を営み、小柄ながらがっちりとした体格で、町の業界ではその才覚と手腕が広く知られた人物である。
 
母親は気丈な性格で、仕事の面でも父を助けてきた。兄は大学の建築科を卒業したが、家業を継がず市役所に勤務している。

Aさんは少年時代、活発なガキ大将だった。

学業成績は中位だったが、運動には自信をもっていた。
 
背が高く、ニヒルな男気の強い雰囲気を漂わせていたが、一方ではやさしく気の小さい神経質な面ももちあわせていた。

Aさんが最初、発作に襲われたのは高校2年の秋のことである。
 
自転車で帰宅途中、突然息苦しくなり、胸を圧迫されるように感じた。

急いで道端にしゃがみこんだがますます呼吸は困難になり、激しく動悸がうち、全身に冷汗を感じた。
 
手足から口の周囲までしびれが拡がり、手は硬くひきつけ、ふるえが止まらなかった。
 
狼狽しながらも自力で救急車を呼び、近くの医院にかけこんだ。
 
病院では血液検査、尿検査、心電図、胸部レントゲン検査がなされ、血液がアルカリ性になっている以外には異常は認められず、過換気症候群と診断された。

血液のpHを正常化するために紙袋を口にあてがわれ、そのなかでゆっくり呼吸をするようにと指導され、30分ほどで発作はおさまった。

しかしその後も何回か同様の発作に襲われ、救急車で病院に運ばれることがあった。

そのため、また発作が起きるのではないか、発作が起きたらどうしようと考えて不安になっていたが、いつの間にか発作回数は減少していった。

Aさんは発作的に呼吸困難、動悸,しびれ感など、耐えがたい身体的苦痛に襲われ、激しい不安感のためパニック状態におちいっているが、その外見の激しさにもかかわらず、身体的にはさしたる異常は見あたらなかった。

高卒後、家業の手伝いをはじめてからまもなく1年が来ようとする冬のこと、Aさんは仕事から自動車で帰る途中、渋滞にあった。

突然、激しい息苦しさと動悸という以前と同様の発作が出現し、救急車で病院に搬送された。

以後、不安発作が頻回に出現し、予期不安のため自動車を運転することができなくなった。

やがて外出することさえ困難になり、仕事にも出られなくなったため、近くの病院に入院して1週間の内科的検査を受けたが、異常は認められず、当院に紹介入院となった。

Aさんは、自動車運転中に不安発作が起きたため、運転という状況に対する恐怖を抱くようになったのである。

恐怖の対象は急速に拡大し、家から外に出ること、あるいは電車やエレベーターなどの狭い場所に閉じこめられることへの恐怖に発展した。

Aさんは「一人で行動できる範囲を拡げ、車に乗っても不安が起きなくなること」を目標に考えていたので、抗不安薬を使用しながら徐々に行動範囲を拡大する系統的脱感作という治療法を行い、自宅へ外泊ができるまでになった。

しかし外泊を繰り返すうち、ふたたび不安感に包まれるようになってきた.

そこでAさんの話をもう少しじっくり聞いていくと、兄が家業を継ぐものと思っていたが、兄は自分勝手に公務員になってしまったのが納得できなかったこと(最初の発作が起きたのは兄が公務員試験を受けたころであった)

両親から後継者として期待されるのが負担であること、自分には父ほどのバイタリティや資質がないという自信のなさや無力感、さらに頼れる友人がなく孤独感にさいなまれていたことが語られた。

Aさんは、一方で父親のように男らしく力強い労働者として独立しなければならないと思いながらも、現実の無力で弱い自己に挫折感を味わっていたのである。

そこでAさんの思い込みが現実的であるかどうかを彼とともに吟味するため、両親を含めて面接をつづけた。
 
そのなかで父親は、自分も若いころは仕事がうまくいかず、苦悩と失敗の連続で下痢がつづいていたと打ち明け、むすこも少しずつ仕事を覚えていけばよいと思っていると語った。

その後、Aさんの父親に対する見方は少しずつ変わってきた.

外出恐怖はしだいに薄らぎ、退院することができた。

現在も、ときに不安が強まることもあるが、父親と力を併せて仕事をつづけている。

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  次のページ>>不安神経症を克服した例(事例2)

※「不安神経症患者の家族のために」より

目次(不安神経症患者の家族のために)
 
不安は生きてる証/不安を心に閉じ込めること

不安神経症を克服した例(事例1)

不安神経症を克服した例(事例2)

不安神経症を克服した例(事例3)

不安神経症とはどんな病気か/神経症とは

不安神経症とはどんな病気か/不安神経症とは

不安神経症を起こしやすいタイプ/起こしやすいとき/経過

不安神経症患者への接し方/不安神経症の治療法

不安神経症患者への接し方/家族はこう接する

<コラム>

不安神経症の症状と対応

改めて不安神経症について

不安神経症患者への接し方

<うつ・不安・不眠用サプリメント>

メンタルヘルスサプリメント「ヌーススピリッツ」

~心のサプリ~「メンタルン」

<その他>

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